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あのころ話題になっていたホームページはまだあるのか(アダルト編)

ニフティのホームページサービス「@homepage」が2016年9月29日をもって終了する。

【重要】@homepage サービス終了のお知らせ

代替手段は用意されているが、移行がほとんどされておらず、今のままだと多くのホームページが電子空間の闇に消えていくことになるのだそう。

サービス終了を告知した今年1月の時点で、@homepageにホームページが現存するアカウントは約17万件弱。8月26日現在、そのうち移行が済んだのは10%。また、解約・閉鎖したのは6%。残りの84%は、移行も閉鎖もされないままとなっている。(中略)

仮にそのまま何も手続きがなされなければ、14万件あまりのホームページが9月29日15時には自動消滅することになる。
ニフティ、個人などのホームページ14万件が1カ月後に自動消滅、サービス終了の「@homepage」、8割以上が放置されたまま -INTERNET Watch

インターネット黎明期、ホームページは個人の自己表現の重要なツールだった。今のblogやSNSのようなスマートなUIではなかったし、敷居も決して低くはなくて運営も大変だったけど、その目新しさや高いアーカイブ性から、みんな自分の知識やコレクションをホームページ上に溜めこむ場所として使っていた。僕もそんなユーザーの一人だった。

検索も当時はGoogleのようなキーワードドリブンじゃなかったから、関心ある情報を探そうと思うとYahooのディレクトリから探っていくか、あとは死語になった”ネットサーフィン”でホームページのリンクを辿っていくくらいしかできなかった。何時間もダラダラとネットを巡った先で面白いホームページを見つけたときの喜びは、SNSで似た者同士が24/7でつながり、自分に最適な情報がpushで通知される今のネット環境ではなかなか理解されづらくなりつつある。

そんな状況の中で、関心あるホームページを知るもう一つの有効な手段として「ホームページガイド」といったムック本があった。人気や話題のホームページ情報を集めた紙の本である。今だと考えられないけど、当時そんなのがたくさん発刊されていた。今でいえばキュレーションサイトといったところかもしれない。

もうすぐ絶滅するホームページというメディアについて“考えていたとき、そういえばあのときのムック本に載っていたホームページって今はどうなっているんだろう、というのが気になり始めた。あれってまだ健在だったりするのだろうか。まだ更新され続けてるページってあるんだろうか。気になったので、Amazonで買った。

ネット黎明期からいつの時代も常にコンテンツの最前線を行く「アダルト」と、昔から変わらず趣味性が高く、僕もページを作っていた「ゲーム」の2カテゴリ。

まずはこちら。

intenetnoarukikata4
インターネットの歩き方(4) アダルト編 株式会社アクセラ刊

初版は1997年12月1日。今から約19年前である。

img_5792

この中から、今でも続いているホームページを探してみたい。なお今回はあくまで個人ホームページをめぐる旅なので、商用サイト(と思われるもの)は除外した。また残ってそうという確率の問題から、独自ドメイン(と思われるもの)も対象外にしている。ISPなどが提供するホームページサービス上で展開されていた、個人の思いの丈が詰まったようなものを探していくことにする。

ページを開いてまず一番最初に紹介されていたのがこれ。

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制作者の好みで作った制服系のサイト『どきどき』。一番最初に紹介されているということは、このムックを作っていた人たちのイチオシなのだろう。かわいいフォント、アクセスカウンター、XY軸でタイリングされるの背景、いかにも当時の感じだ。そしてURLは今でもホームページサービスを提供しているso-net。これは期待できる。

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まあそうか……「ブルセラ」というキーワードも昨今いろいろとあるのだろうし、世情でひっそりと閉鎖されたのかもしれない。残念だけど次に行こう。

『どきどき』のすぐ下にあったのがこれ。

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制作者が2年に渡って集めた15,000枚の画像がライブラリされた『hirohiro』。1997年の2年前ってWindows95が発売され日本国内でインターネットが普及し始めのころだ。このライブラリをどうやって集めたのかは気になるが、それでも3000円の会費を払えば”永久会員”になれる。永久だ。しかもドメインはbiglobe。今もページが残っていて、永久会員がアクセスしてるにちがいない。

biglobe

…さすがに19年前だし、別なサービスに移行しているのだろう…。次に行こう次に。

dsc01995

国内Internetの地平線を切り開いたbekkoame。このムック本でも紹介されてるホームページの1/5くらいはbekkoameドメインだった。ero/ero.htmlというURLも微笑ましい。ページオーナーは「まさお」さんだろうか。

bekkoame

ですよねー。めげずにどんどん行くよ。

dsc01997

鳥pod!あったあった、そういうの。まあでももう絶対残って無いだろうな。

tripod

アクセスしてみて、逆にTripodやLycosが残ってる方に驚く。まだサービス提供してるんだ、すごいな。

dsc02001

創作系はどうだろう。個人が発表した作品を公開し続けてるページは結構多い。しかもこのページは古参ISPの朝日ネットで、1996年の3月にInpress Watchでも「爆笑ホームページ」として取り上げられている。期待できそうだ。

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結局、時間ある限りムック本に掲載されていた個人製作と思しきホームページたちにアクセスしてみたがどれ一つとして現存していなかった。

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Internet Archiveで見ると、”かつて存在していた”ことは確認できるページは多いが、やはり「アダルト」というカテゴリのコンテンツの足の早さが影響しているのかもしれない。Amazonのマーケットプレイスで600円を出してムックを購入したものの、現存するホームページを確認することはできなかった。残念だ。

しかし、我々はこれで挫けるような人間ではない。別なカテゴリーでまだ現存しているホームページがあるかもしれない。気持ちも新たに取材班はアマゾンの奥地に飛んだ!次週を待て!

 

■おまけ

dsc02003

“あの”ビデオ安売王のページは当時rimnetで運営されていたんだ。aihouseってなんの名称だろう。UIがひどいことが紹介文にも書かれていてちょっと笑った。

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りえちゃんて誰だよって感じだが、「初心者の女の子が作った」というていで作られるページってもうこの時代からあるんだな。昔も今も変わらないね。

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同じ感じのページ。この19歳の風俗嬢が本当に実在したとして、今どこでなにをやってるだろう。今でもblogとかやっていてくれると嬉しい。

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そして今回ある意味で一番驚いたのがこれ。Tokyo Toplessって1997年の段階ですでにあったんだ。すげえ。

ということで、気になって本を取り寄せて調べてみたけど「アダルト」カテゴリは全滅だった。「ゲーム」カテゴリの本が届き次第、エントリ起こしたい。

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