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映画『フラッシュバックメモリーズ』

公開日: : 最終更新日:2014/09/13 映画・テレビ, 音楽

2007年10月4日、横浜のThumbs UPで行われたイベントでGOMA & JUNGLE RHYTHM SECTION見た。その時の僕の目当てはWILD MARMALADEだったけど、ライブは最高に盛り上がりGJRSも最高にクールだったのを覚えている。CDも買って帰った。

その後に何かの機会で交通事故が原因でGOMA氏が活動を休止しているというニュースを知り、気にかけてはいた。ただ、それ以上は情報としては追ってなかったし、2011年のFUJIROCKで活動を再開したというのを聞いたときも「そうか、良かった」という程度だった。高次脳機能障害を負っていると知ったのはつい最近ことだ。

映画『フラッシュバックメモリーズ』はドキュメンタリでありつつ、ドキュメンタリらしい作りはしていない。

フラッシュバックメモリーズ
(C) 2012 SPACE SHOWER NETWORKS.inc

家族や関係者はもちろんGOMA氏本人へもインタビューはしていない。70分という映画としては短めの尺のなかで、GOMA氏のディジュリドゥが響くGJRSの演奏を背景に、事故前のGOMA氏の活動記録と、事故後の本人・家族の苦悩だけがフラッシュバックされる。

事故前の多くの過去の記憶が失われ、かつて撮った自分の写真を見てもなぜ笑っているのか、一緒に写っている友人がだれかもわからない、そしてディジュリドゥが楽器であることも思い出せなかったという。さらに事故後に起きたことも次々と消えていき、この映画の撮影時のこともGOMA氏本人はすでに記憶に残っていないらしい。

だから、この映画はドキュメンタリではあるけど、GOMA氏本人のことを描く、というのではなく、GOMA氏の記憶を記録する、という形になっている。その記憶を共有できるかどうかが、この映画が”観れる”かどうかの境目になるとかと思う。

リハビリの甲斐もあってディジュリドゥを演奏できるまでは回復したというが、それはやっぱりディジュリドゥ演奏の為に循環呼吸をトレーニングしたことで「身体が覚えていた」というのもあるんではないだろうか。でもそこから過去の記憶と結びついたり、新しい思い出をつなぎ止めるきっかけになってくれるといいと思う。記憶が失われるというのはとても残酷なことだから。

それにしてもこの映画は3Dにした理由はなんなんだろう。借りたDVDで見てても「別にこれ”飛び出”さなくいてもいいんじゃないのか…」と思ったんだけど、どなたかその理由をご存知でしたら教えてください。

フラッシュバックメモリーズ スペシャル・エディション<2枚組> [DVD]
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