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VIBES MEETING 2013 その5 東日本大震災被災地をまわる3

公開日: : 最終更新日:2016/03/28 バイク, 旅行・地域 , ,

完全にエントリの分割方法を間違った感じがしてきたけど、これで最終回なので最後までお付き合いください。すいません。

その2終了後、10/14の朝9時くらいにVIBES MEETINGの会場を出発。東北道村田ICで友人たちと分かれて一人で北上、大船渡を目指す。今回もルートは特に設定せず、行く先で適時情報を調べながら進む。

この日に通った道はだいたいこんな感じ。


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水沢ICで降りて大船渡に向けて東進。下道だから大丈夫だろうと思っていたら、IC出口のガソリンスタンドを過ぎると次の給油ポイントが海沿いまで来ないと無く、美しい風景とガソリンメータを交互に見つつ走ることになった。車格の割に燃費がいいバイクで良かった…そして国道397号、盛街道もツーリングにはとてもいい道だった。紅葉がまだもうちょっと先だったのが残念だったのでまた来たい。

13時にやっと大船渡市街に入る。調べると大船渡はさんまらーめんを推しているようだったので、通り沿いにあった黒船に入店。秋刀魚だし醤油ラーメンをいただく。アッサリしていながらコクのあるスープと細麺の組み合わせが美味しかった。峠越えで身体も冷えてたのでほっと一息。

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盛川河口まで出て左折。このあたり(上記地図の”写真1“付近)も津波被害が大きかったところの一つ。プレハブが並び頻繁にダンプが出入りしていて復興工事が進んでいるようだったけど、まだまだ先が長そう。

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たまたま通りかかった「かもめの玉子」で有名な「さいとう製菓」総本店跡。

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別角度

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今は仮本店に店舗を移して営業していてここは使われていない。というか被害当時のまま残っている感じ。建物上部に掲げてある青い表示は「ここまで津波が来た」ことを現してて、高さ8.5m、建物をすっぽりと飲み込んでしまうくらいだったらしい。

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写真2のあたりから港湾部を映す。平日の昼間でも釣りをしてる人がたくさんいる。海が近い。

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津波被害で残ったサン・アンドレス公園のモニュメントがぽつんと立っている。まわりの高いものがなくなったので余計に目を引く。ちなみに被災直後がパノラマ写真でネットにアップされていたので見比べてみて欲しい。

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足早に大船渡を離れ国道45号から陸前高田に向かう。ここ(写真3)はオーシャンビューホテル丸森付近、穏やかな大船渡湾。養殖用のうきの並びが美しい。

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門之浜湾、大田末崎町付近(写真4)。ここも空いてる土地にセイタカアワダチソウが密生していた。奥に損壊した堤防が見える。

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振り返るとかつて住宅地や田畑があったであろうエリアが広がっている。

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写真5のあたりから門之浜湾を見下ろす。丁度写真中央のあたりで堤防が倒壊してるのがよくわかると思う。震災から2年半経ったけどまだそのままの状態。

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写真6のポイントから半島の反対側、広田湾方面を見る。写真奥の平地は震災前は干拓地だったらしいけど今はもうその姿を想像することもできない。

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湾の隅にまだ幾分かガレキが積まれていて、その中にYAMAHAのDTがあった。誰かがわざわざガレキの中から取り出して立てたっぽい。絵になるからかな。これもGoogleストリートビューにあるので前からこのままのよう。

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同じく広田湾での倒壊した堤防。場所は写真8付近。

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写真9。豊間海水浴場と同じように倒壊した堤防の後ろに積まれた土のう。頼りないけど復旧がされるまでとりあえずこうするしかないんだろうな。

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写真10。国道45号沿いにあるマンション跡。津波が建物の4階まで到達した事が分かる。

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陸前高田も市街を回るとかもうちょっと余裕が欲しかったけど、日が暮れる前には塩竈に到着したいので少し先を急ぐ。というか毎回こんな感じなので、きちんとペース配分できるようになりたい…まあ行く先々で写真撮ってれば時間無くなるのも当然なんだけど…

なにかと話題の「奇跡の一本松」は、バイクを降りて徒歩で行かないと近くまでいけなそうだったのと、復興工事の影響で周囲はもうもうと砂煙が舞っていたので断念。しばらく先に進み写真11のあたりで遠めから見る(写真左手)。工事車両が行き来するなか、ぽつんと立っている”元”松、復興のシンボルとしてちゃんと認知されていくのだろうか。

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そして最後に気仙沼へ。15時45分くらいにようやく到着。とりあえず写真12の港のそばまで出てみる。

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ここも大船渡と同じように海が近いなと感じる。水面がギリギリだというのもあるし、漁船が係留される場所ももう市街地の目の前だ。

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この港のすぐ後ろが市街地なのだけど、ここもまだ土台だけが残された跡があちこちにある。

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気仙沼の震災被害は津波よりも火災の記憶の方が強い。暗闇の中で明々と燃える炎がテレビにずっと映し出されていたのを覚えている。だからなのか被災の様子が大船渡や陸前高田とちょっと違うように思えた。とはいえ被害が大きいのは変わらないわけで、実際まだ手つかずのままになっている建物があちこちにあった。

というあたりで、この日はここでタイムアップ。もう海沿いを走るには時間がないため内陸の国道346号から三陸自動車道に入り一気に塩竈へ。被災地巡りもこれにて終了。お疲れ様でした。

今回被災地を見て回ろう、と思い立ち実行してみて改めて感じたのはその被害範囲の広さだった。海岸線に限っていえば茨城から岩手まで、被害の程度に差はあれど、範囲は僕の想像を遥かに超えていた。写真には撮ってないけど、海沿いの道を走ると「ここから〜ここまで津波被害エリア」という標識はそこかしこにあって、そしてその爪痕はまだまだ残ったままだ。震災前の様子を伺い知ることすらできない場所も多い。土台だけ残った家屋跡、セイタカアワダチソウに覆い尽くされる住宅街、仮設住宅の窓先に干されたタオル、倒壊したままになっている堤防、整地のため運び込まれ積み上げられた土砂の山、そして働き続ける重機と砂埃を上げて幹線道路を走り抜けるダンプ。震災から2年半が経っても被災地はまだこの状況で、かつての生活に戻るまでの道のりは全然遠い。東京は2020年のオリンピックに向けて新国立競技場をどうするのか、みたいな話しが盛り上がってる(東京でオリンピックをやること自体は素晴らしいと思う)けど、同時にこの被災地の状況はもっと知られるべきだし、今後どうして行くのかはもっとみんなで議論すべきなんじゃないか。津波で家を失ったり、原発問題でそこに住めなくなった人たちが少しでも早く生活を立て直せるように、出来る限り協力しようと思った次第です。

以降、オマケです。

この日、塩竈に泊まったわけですが、塩竈には有名な寿司店がいくつもあるようだったので、その中でも値段と評判のバランスが良さそうな「すし哲」で美味しい魚を頂いてきました。

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秋刀魚はキャンプでも刺し盛りを頂きましたが、ここの秋刀魚は脂がのりつつ身がしっかりしてて美味しかったなぁ。やはり地のものはいいですね。

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翌朝、日本三景松島に寄るも、平日故に周遊観光船は出ておらず、天気も微妙であまり良い写真は撮れず。午後3時から関東地方は雨(あの台風26号が接近中)という予報だったので、観光は早々に切り上げて東北道を一気に南下する。が、予報は大きく外れ、朝11時くらいからずっと雨、そして埼玉に入ったくらいからまさに「バケツをひっくり返したような雨」となり、その中を黙々とバイクで走る羽目に。しかも渋滞回避のつもりで選択した道が大失敗で激しい渋滞に飲まれたり…結局夕方5時過ぎにようやく自宅着。

以上が3泊4日の全行程の記録です。散漫な割に無駄に長くてすいません。繰り返しになるけど、今回いろいろ回れて見て来れたのは本当に良かったと思っています。また時間をおかず行けるよう、今度はもうちょっと準備したいと思います。

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