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僕らは「うんこ」とどう向き合うべきなのか。

公開日: : 心と体

 ネットでは「海外旅行に行ったらこんなポスターを見つけた!」というような面白ネタをよく見かける。国の文化やバックグラウンドが違えば、僕らが「普通はこうだよな」と思うような常識はまったく通用しない、なんてことは少なからずあるはずだからだ。

 先日、僕もそれと同じことを体験した。しかし海外ではなく、新幹線で3時間の大阪でだ。大阪のとあるイベントスペースの公衆トイレにこんなポスターが掲示してあった。

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うんこである。カップルと思しきうんこが「幸せだなぁ〜、Be Happy!」と言っている。そこには”トイレはキレイに使いましょう”といったモラルを促す内容もなく、”うんこをしたらかならず流しましょう”といった公衆衛生を訴える内容でもなく、ましてや”うんこで体調がわかるから毎日ちゃんとチェックしましょう”といった健康面を心配する内容でもない。ポスターなのに何も訴えてこない。ただうんこが、カップルと思しきうんこが河原に座り、「好きな人(うんこ)と好きな場所で過ごせるって最高!」と呟き、「幸せだなぁ〜、Be Happy!」と言っているだけの内容だ。

 衝撃のあまり便意がおさまった。そしてあまりの衝撃に仕事も忘れ、もう便意があるわけでもないのにイベントスペースの他の公衆トイレをいくつか入り調べてみた。すべてのトイレにこのようなポスターが掲示されているわけではないようだったが、上のもの以外に以下の2つのポスターを発見した。

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うんこではなくうんちである。その表記の差は何を表しているのかは示されていない。砂漠と言っているが「うんちの」と先についているのでこのイラスト全面の茶色いものはすべてうんちであるらしい。うんちの砂漠、うんちのピラミッドを中を歩くらくだ(らくだはうんちではないのだろうか)に乗るうんち。もちろんこのポスターも何も訴えてこないし、教示があるわけでもない。ただ砂漠が熱い(暑いではなく)ことだけが書かれていて、カラカラではなくカチカチであることが言い直されている。フッカーツ!と後にわざわざ漢字が添えられているのはどういう意図なのか。

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彼(または彼女)もうんこではなくうんちであるようだ。古き日本的な風流を嗜むうんち。やはりそこには何も教訓もメッセージも込められてはいない。ただ縁側に座りスイカとうんち柄の団扇を持ち夕涼みしているだけだ。

 僕にはこのポスターの意味がまったくわからない。これはなんなのか?

 大阪ではこういったうんち(またはうんこ)の地位向上を目指した活動のようなものがあるのだろうか?うんち(またはうんこ)を擬人化し、敬愛すべき存在として見るよう教育が行われているのだろうか?うんち(またはうんこ)を単に排泄物として処理するのではなく、僕らの身近な愛すべきものとして接する必要がある、ということなのだろうか?

 世の中には僕などでは到底理解しえないことがまだまだ沢山あるのだな、と改めて思った次第だ。僕らは「うんこ(またはうんち)」とどう向き合うべきなのだろうか。

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