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『高慢と偏見とゾンビ』 #pp_zombie

公開日: : 最終更新日:2014/09/29 書籍・雑誌

あの奥ゆかしくも美しい歴史的恋愛小説『高慢と偏見』を、ゾンビが跋扈する血塗られた英国を舞台に再構築したマッシュアップ小説。

って言ってもなんだかさっぱりわからんと思うのだけど、読んでみると良くも悪くもまったくもって文字の通りの内容で、大量のゾンビが英国中をうろうろしてる中、原作通りにジェインとビングリー、エリザベスとダーシーの、ちっとも先に進まない恋愛劇が当然のように繰り広げられていて、原作と違うのはジェイン、エリザベスらベネット5姉妹は中国で少林寺を会得してきたクンフーマスターになっていてたり、キャスリン・ド・バーグ夫人が数多くの武功を誇り忍者を抱えて暮らす権力者になっていたりで、退屈な恋愛色はだいぶ薄められ、加味されたバイオレンスさとバカバカしさはジョン・ウォーターズの映画のよう(まあつまりは僕の大好物方面だということですが)。カンフーとゾンビが関係するウォーターズ映画って『セシル・B・ザ・シネマウォーズ』だっけ?

素晴らしいのはテンポの良さ。まわりくどい展開に原作を途中で挫折した人でも、こっちはそれが無いので充分楽しめる内容になってます。もちろん最初に原作を読んだ方がそのギャップを楽しめて良いとは思いますが。ついでに映画『プライドと偏見』も先に見ておくと、あの美しいキーラ・ナイトレイがゾンビ相手に少林寺拳法を繰り出してるビジュアルが再生されて、かなり面白いです。

そんなこんなであっという間に読了。なんかナタリー・ポートマンで映画化って話しもあるようですし、楽しみに待ちたいと思いますよ。

 

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おすすめ度の平均: 4.5

5 前々世紀に出版された古典名作“高慢と偏見(Pride and Prejudice)”にゾンビを融合させたパロディです。爆笑必須で幅広い年代にお薦めできると思います。
4 予習が大前提
5 HIP HOPでゾンビと踊れ

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