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2009年読書振り返り

公開日: : 書籍・雑誌

 2009年は読んだ本のログをとることにした。27作品。今年読んだ本一覧はこちら。

Books
けん(ちゅ〜)さんの読み終わった本(27)

 昨年から引き続きレイモンド・カーヴァーに始まり、外国の作家を中心に読んでいったのですが、今年の収穫は何と言ってもポール・オースター。そのきっかけとなったのが『幻影の書』。

幻影の書
幻影の書

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ポール・オースター
新潮社
売り上げランキング: 16191
おすすめ度の平均: 4.5

3 いちオースターファンとして
4 引き込まれる面白さ。
5 オースターの作品の中でも一番かな
5 言葉というものが成しうる映像描写の極致
4 ポール・オースターの代表作

パラレルに展開し絡み合う主人公とヘクターの人生。ノンフィクションなのかと思わせる緻密な描写は見事で、最後まで一気に読んでしまった。今年のベストを上げるならこれ。そしてもう一つ。

孤独の発明 (新潮文庫)
孤独の発明 (新潮文庫)

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ポール オースター
新潮社
売り上げランキング: 54349
おすすめ度の平均: 5.0

5 父への思い
5 奇跡の作品:生きることは言葉を紡ぐこと
5 哀しみの果てに
5 決して、決して
5 無に捧げられる祈りの書

「記憶の書」は正直読むのがかなりキツかったが、「見えない人間の肖像」は読んで良かった。父と子のストーリーはどんな話しでも好きだ。

 そして今年の最後にふと手に取ったポール・セローがスマッシュヒットで、1年を締めくくるにちょうど良かった。

ワールズ・エンド(世界の果て) (村上春樹翻訳ライブラリー)
ポール セロー
中央公論新社
売り上げランキング: 161473
おすすめ度の平均: 3.5

4 醜悪なる人間像、9編
3 人間嫌い、人生の皮肉、疎外感。村上氏が好きなのも頷ける。
4 つつかなくても良いことをつつくのも人間

僕はこういった”切り離された”人のストーリーも大好き。決して心地よい内容では無いので好き嫌いは別れるかもしれないけど。

と言う感じで、ほんとに今年は村上春樹、柴田元幸の訳本ばかりが印象に残った。残念ながらジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの著作はちょっと水に合わなかった感。前田司郎はいつもどおり、いつか演劇の方も見てみたい。阿部和重のいつ新作が出るのだろう。読書メーターはユーザー自身でカテゴリを作って作品管理ができるようになるといいな、とか。

さて、本棚の整理でもするか。

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