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『日本の10大新宗教』

公開日: : 書籍・雑誌

 普段は新書とかあまり読まないんですが、今回の選挙のこともあり、もともと宗教ネタには関心もあったのでここで少し知識を入れておくか、ということで手に取りました。

日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)
島田 裕巳
幻冬舎
売り上げランキング: 4464
おすすめ度の平均: 4.0

5 宗教を知りたいと思ったら
4 最初の一歩
2 各新宗教の概要を知るには良い
2 宗教学者との各宗教への評価が欲しかった。
4 新宗教は社会の鑑

 ただもともと関心があるとはいえ、僕自身はWikipediaで読む以上に知る情報もなく、よくある日本人のように家には仏壇があり(神棚はない)お正月には初詣も行くが、とはいえ特別に崇拝する神様ももってはいない。
 また、こと新宗教に関してはこと親の影響もあって抵抗感が強かったが、以前の職場でGLAのビデオや霊友会スポンサーの番組などに携わったり、会社の先輩が真如苑だったりして関心は強かった。

 この本は幕末の社会状況の急激な変化とともに現れた神道系教派から、第二次世界大戦前後におこる日蓮宗・法華経系の新宗教が、どういった人たちによって立ち上げられ、どうやって信者を獲得していくかが、シンプルに分かり易く語られている。その新宗教の核となるなるはずの教義には多くをさかず、その中の人たちや活動にフォーカスすることでとても分かり易く読み易い。

 面白かったのは、語られているこれら新宗教が今直面している問題について。第二次世界大戦後に信者を獲得し勢力をつけた彼らも、今の社会情勢(経済的面も含む)のなかで新たな信者獲得へのフックを失って勢いが衰えつつあり、大きな転換期を迎えている、ということ。それってまたある意味でカルトが台頭する時期にも見えるのでやっぱりそのあたりは注視していかないといかんなぁ、と思う。

 Wikipediaは熱心な信者が編集してしまう事で情報の信頼性が今ひとつだと思っていたので、こういった第三者によって冷静にまとめられている本は面白く興味深かったです。

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