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『頼むから静かにしてくれ II』

公開日: : 書籍・雑誌

 『グレート・ギャツビー』を買う時に村上春樹訳つながり、ということで一緒に買った。理由は自分自身が「頼むから静かにしてくれ」と常日頃思っていたから、職場でね。なぜ『I』じゃなくて『II』か、というとその本屋で『I』が売り切れてたから、ですが、まあこっちの方が表題作も含んでるしいいかな、と思って。

 結果的には僕的には『グレート・ギャツビー』よりはこっちの方が全然好みだった。普通の人たちの日々の生活の中で垣間見えるおかしさや悲しみをエッジの効いた描写で描かれていて、表題作『頼むから静かにしてくれ』の他、『他人の身になってみること』『自転車と筋肉と煙草』などなど、どの短編も面白く読めましたよ。レイモンド カーヴァーは詩人として作家としての活動を始めた人だそうですが、だからなのか言葉がものすごく選ばれていて(もちろん翻訳本ですから村上春樹訳のセンスもあるでしょうが)、すくない言葉数であるがゆえの豊かな表現力が魅力的でしたよ。今まで読んでこなかったの悔やまれました、ほんと。

 Amazonで『I』を注文しました。これ読んで村上春樹祭りは一段落としたいと思います。

頼むから静かにしてくれ〈1〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)
レイモンド カーヴァー
中央公論新社
売り上げランキング: 92406
おすすめ度の平均: 5.0

5 余韻を楽しむ短編集
4 きらっと光るセンス
5 不思議な面白さ
5 カーヴァーの処女短篇集の分冊
5 気軽に読めるのが素敵

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