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『 半島を出よ 』

公開日: : 書籍・雑誌

 経済が弱体化し、外交的にも孤立した、2011年の日本(この本の刊行は2005年)という設定で繰り広げられるストーリー。

 昨今の朝鮮の状態や最近の世界的な経済状態とか、現状置かれている日本の状況やリスク管理意識とかを考えると、まったく考えられないシナリオでもないわけで、その辺のリアリティはさすがだけど、後半の展開や結末を考えるとそういうったリアリズムとか問題提起的なところより、青春小説っぽいのかな、と思う。描かれてるのが北朝鮮の青年兵士とイシハラグループの少年たちなのでちょっと特異な感じだけど。

 徹底したリアリズムなので戦闘や拷問のシーンはかなりエグい描写なのだけど、それ含め久々に面白い小説でした。上下刊で926ページのボリュームだったけどあっという間。後半のシーホークホテルでの戦闘シーンとかは、日頃通勤時しか本読まないんだけど、ウチに帰って来てから最後まで一気に読んだ。それくらい。

 ハードカバーは重たいけど文庫も出てるようなのでまだの方は是非。

半島を出よ 上 (1) (幻冬舎文庫 む 1-25)
村上 龍
幻冬舎
売り上げランキング: 23483
おすすめ度の平均: 4.0

3 冗長で散漫なのが欠点
5 平和という名のモラトリアム
3 面白い事は面白いのだけれど…
5 リアルなシミュレーションと壮大な物語
4 恐ろしい未来も考えさせられる

半島を出よ 下 (3) (幻冬舎文庫 む 1-26)
村上 龍
幻冬舎
売り上げランキング: 23268
おすすめ度の平均: 4.0

5 カネシロ チェ・ヒョイル シノハラ リ・キヒ
5 コツを教えましょう
4 徹底したリアリズム
1 冗長且つ緩慢
3 長かったぁー、活字地獄。

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