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『霧(骸骨乗組員)』

公開日: : 書籍・雑誌

 映画としては好き嫌いがハッキリと分かれる『ミスト』。僕は久々に本当にグっと来た大好きな映画で、STUDIO VOICEに載っていた監督のインタビューも読んで、俄然原作に興味がわいた。大好きな原作が映画化されたのを見てガッカリすることは多いけど、大好きな映画の原作を読むとどうなるのだろう。ということで読んでみました。

 こういうのも変だけど「映画のまんまだ!」という驚き。ということは映画が「原作のままだ!」ということで、あのエンディングは別として、完璧な映画化だったんだなぁ、というのが改めて分かる。凄い。

 主人公のアマンダとの情事シーンが映画でカットされてるのもなるほどな、と思った。そうすることで家族・息子を愛する父親像がしっかりと際立って、あの映画のエンディングの衝撃さを増すことに効果を上げている。

 原作を映画化するときに、何を取って何を外すのか、その取捨選択のセンスとその重要性が、今回の「霧」では良く分かった。フランク・ダラポン、さすが、としか言いようがない。

 ということで、他の短編も合わせて久々のスティーブン・キング『骸骨乗組員』、堪能しました。学生時代に読んだ時は今ひとつピンとこなかったけど、今読むとやっぱり面白いね。このシリーズ、しばらく読み進めてみます。『ミスト』もDVDになったら速攻買うよ。

スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー)
スティーヴン キング
扶桑社
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おすすめ度の平均: 4.5

4 見えないものの恐怖!映画と小説の表現の違いを楽しむ。
5 観た方にもオススメします。
4 収録作品、霧は傑作。それ以外はイマイチかも
4 やはり
5 傑作!

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