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『パプリカ』

公開日: : 最終更新日:2014/09/17 書籍・雑誌

パーフェクトブルー』『千年女優』『妄想代理人』、虚実入り混じった作品が多い今敏監督による映画『パプリカ
』を当時劇場で見て、原作に興味は沸いたけどそういえば筒井康隆の著書って読んだことがなかった。で、それからまただいぶ間は開いたけど機会があって読んでみました。

以下、続きを読む、で。

これが筒井康隆の真骨頂、と言われると、僕には分からないので「そうですか」としか答えられないのだけど、夢を軸に話しが作られているのでスラップスティックな話しになっていくと展開に歯止めが利かないというか際限がなくなってしまって、まだ映画なりDVDとかなら映像の「フレーム」からはみ出すこともあまり無いのだろうけど、活字だとその枠組みからも漏れ出していくような気がして、後半の混乱は果たしてどう収拾をつけていくのだろう、というそのことばかりが気になってしまう内容でした。サイボーグ009の天使篇を読んでいるような気分。もちろんその収拾のつけ方はまあまあ良い感じではあるのですが…

そもそもSFを読む素養がないのか、非現実的な要素が出てくるとどうしても腰が引けてしまう体質で、もちろんそのベースがないとストーリーは成り立たないのはわかってるのだけど、PT機材やDCミニの描写になるとウーンという感じ。ことDCミニの素材についての話は(生体素材で長期間装着してると体内に取り込まれる、とか)、わかっているけどどうしても受け付けられませんでした…

ただもしかすると、単に読みなれていない、というか、読み方がわからない、というか、著者を信用できていなかった、ということなのかもしれない、と読み終えて思った。特に夢の話しで、収拾がつかなそうな話しで、果たして「夢オチになってしまうんじゃないか」という不安を持ちつつ読むことで、本来読んで感じるべきところで、凝り固まりひいた視線で接してしまって、なにも読み取れないままになってしまったためにこんな感想になってしまったのかもしれない。それと最近ちょっと本の読み方が偏り過ぎてる気もしてきている。

だからとりあえず、なんかこれだけをもって評価してはいけないと思っていて、あと1~2作品は読んでみようと思います。オススメあれば教えてください。

それにしてもこんな内容だったっけかなぁ、というのが気になって、TSUTAYAで『パプリカ』を借りてきました。これから見てみます。

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