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『 ゆっくりさよならをとなえる 』

公開日: : 最終更新日:2014/05/25 書籍・雑誌

 先日読んだ『 あるようなないような 』に続く川上弘美のエッセイ集。相変わらず柔らかいふわふわしたトーンと暖かみのある穏やかな言葉遣いが心地よい素敵な内容でした。あといつも思うのだけど、言葉の選び方のセンス。こと漢字とかなの使い分け、その本のページを開いたときの美しさにもつながる言葉選びの良さには感服するばかりです。

 内容的には本に関するお話が多くて、今後の僕のチェックリストを豊かにするのに大いに役立ったのですが、それにしても川上先生、雑食性過ぎます! まあ文筆が本業だから当然なのでしょうけど、こうも多種多様な本を紹介されるといったいどれから読んでいいのか悩みます…また内田百閒ですら手をつけられていないのに…

 それにしてもご本人はあたかも「それくらいしか趣味がない」かのような言い方をされてますけど、本当に本が(読書が?)好きなんだなぁ、と。本に「手触り」を求めてる人も早々いないですよね。素敵だなぁ。

 というところで、エッセイばかりだとアレなのでまた時間を置いて川上弘美先生のエッセイに触れてみたいと思います。小説も当然読みますけど。ひとまずこの本の中で紹介されていた本を買うことになるので、積読リストはどんどん長くなるのは確定です(笑)

川上 弘美
新潮社 (2004/11)
売り上げランキング: 135860
おすすめ度の平均: 4.5

4 ほのぼのの中のしんみり
5 理系文芸のたのしい余滴
4 さびしさがうつるけどたのしい

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