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カラマーゾフの兄弟

公開日: : 最終更新日:2014/09/15 日記・コラム・つぶやき, 書籍・雑誌

長かった・・・やっと読了しました。

思えば実家には「世界名作集」みたいな平凡社による全集が揃っていて「アンナ・カレーニナ」とか「罪と罰」「緋文字」が並んでいたけど、結局一度も読まないまま今に至っていたんだけど、今回の新訳での「カラマーゾフの兄弟」は”とても読み易い”という評判を聞いて、じゃあこの際読んでみるか、ということで読み始め、なんだかんだと1年越しでやっと読了、と。

時間がかかった理由は「翻訳が終わったものから順次刊行」というスタイルなのか第3巻から第4巻の発行までに半年かかっている(その間の訳者の苦労は実際の本を読めば理解できるのですが)というのが時間の経過的に大きかったのと。

あとはどうもロシアの人たちの過剰な感情の振れ幅が理解できない、というところでペースが落ちたりしたりとか。冒頭の、どうしようもない父フョードルとその長男ドミトリーとの卑しく口汚いけんかのやり取りとかは正直「なんでこんな紙面裂いてやってんの?」と思って先を案じて暗い気持ちになったりとか、ドストエフスキーはもしかするとヒドイ女性蔑視の人なんじゃないか、と思うくらいカテリーナにしろグルーシェニカ、特にホフラコーワ夫人があさはかで感情的で思慮が足らない人たちとして描かれていて、一体この小説は何が言いたくて、どこに帰着するつもりなんだろう、という疑問からどうも喜んで先に進もうという気になれなかった、というのがあり。

それでも例えば第2巻の「大審問官」あたりやゾシマ長老の話とか、第4巻の「誤審」は面白く興味深く、純粋に読むことを楽しめた。ここらが無かったら読了出来てなかったと思う。

ただ僕はその時代の背景や著者のバックグラウンドなど考察できるレベルではないので、ちゃんとした書評はこの辺に任せて、若干説教臭くても前向きに終わるエピローグに心撫で下ろしつつ、後はゆっくり訳者による解題を読みたいと思います。

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